なんか、トラックバックされてた

向日葵のプログラム・・・数理セミナーのキーワードのほうで引っ掛けてもらったみたい

そんなのでもヒットしちゃうのねぇ。ブログってすごいわ。


そういえば、昔、円周率を3にしてもいいなんて話で盛り上がったことがあったなぁ。
個人的には数字はどうでもいいのよね。

重力加速度なんて、暗算で試算するときには10とかにして有効数字を短くして計算しちゃうし
要は、臨機応変に扱えればいい。
目的があって、要求する精度があってっていう意識があるのなら、値の桁数はそんなに重要じゃなくなる。
まして、教科書に書いている数字なんてそんなに騒ぐほど重要なのかなと思う。
そんなのこだわるのなら、教科書の扉いっぱいに数万桁とか載せれるだけ載せておいてたらいい。・・・むっちゃ無駄だけど。

今の教科書ではどうなっているのか知らないけど
中学校で集合とか群(のさわり)の説明があった。一時期消えたらしいけど。
これって、今でも役に立っている。
同じような事象の塊をグループ化して違いを見るとか、実社会では普通にあること。
道具としては統計とかそれをツールかしたパソコンパッケージとか色々あるけど
基本的なところは集合とか群の考え方ができていないと、どんどん実態と違うものになる。
そういった、直感的な感覚としては、数学はむちゃくちゃ役に立つ。

試験対策でやった、計算問題は・・はっきりいって使わない。
使わないけど、計算の前段階、問題から数式化するとかの考え方は役に立つ。


どうせ少子化なんだから、計算問題で採点するんじゃなくって、
「3体の質点の運動が重力のみで支配されているときの運動を答えよ」
みたいな一般解のない問題を一日かけて解いて考え方を問う問題にすれば、面白いのにねぇ。

自分的には解がないって事実をもう少し早い段階で教えてもらいたかったなぁ。

例えば、
自然数(正の整数)では
演算子+では閉じているけど
−では、閉じていない(0とか負)
整数は
+、−、*には閉じているけど
/では閉じていない(小数・・有理数)

てな感じで数の概念が広がっていくけど、この順番で広がっていくって習うのずーーっと後になってからなのよね。
意味も定義もなくっていきなり、小数とか分数とかの計算ばかりすると
大きさの感覚が無いから
1/2+1/3=>2/5
とかいった、何で?って答えが出ちゃう。
これって、
1(kg)+1(g)=>2(kg)
なんてのと同じノリなんよね。
単位で書けばこんな足し算する人はまずいない。

やっぱ、ちゃんと定義からやらないといけない気がする。


まぁ、理科・数学離れは、別に生徒に限ったことじゃないんだろうけどね。

薬品混ぜて色が変わるとか、電気通せばランプがつくとか、目の前に起こっている事実を観察するって路線で経験つめればいいけど
時間が無いから、教科書で覚えてなんてされたら、おいら学校行かなくなってたかもだなぁ。

高校で、ミリカンの実験だっけかな。電気素量を油滴を上下させて測定する実験を無理やりお願いしてやらしてもらったけど
自分で計れるのよ。昔の人みたいに、暗中模索でやる時代じゃないから、ずいぶん楽。
それでも、自分で同じ結果がでたら、むっちゃうれしいよ。

実験には大きく2種類あって
学生がやる実験の多くは追従実験(っていうのかな)の類。
要するに、やり方が明らかで、結果も明らか。
だから、教科書を読んで済ます。ってのは、科学を馬鹿にしてると思う。
結果がわかっているけど、わかっているなりに予測して実験して、自分の目で確かめることが大切。
このプロセスをちゃんとやっているからこそ、わけのわからない実験で予測外の結果が出てもそれなりに対応できるようになる。

日食とか月食とかも、実際に肉眼で見ると感動も違ってくる。

あかん、どんどん取り留めなくなってきた。
おしまい